MMDO主催事業「次世代リーダー塾 第1期」修了

2018年2月27日、MMDO主催、南魚沼市・魚沼市・湯沢町後援の「次世代リーダー塾 第1期」が修了しました。

「次世代リーダー塾」は地域の未来を担う経営者・幹部候補のための約半年間に渡る、MMDO初の人材育成のプラットフォームです。

私たちは、これまで様々なシーンで企業の皆様から「次世代経営者が育っていない、育て方がわからない」「事業承継がうまくいかない」といった悩みを耳にしてきました。
そこで中小企業の次世代リーダーが育つことで、若い世代の定住と新規事業や業態転換による付加価値の高いビジネスがこの地に生まれることを目指し、本プログラムを企画しました。

塾は前半が「経営者にとって必要なスキル」のインプット、後半が「自社ビジネスの今後を考える」アウトプットを意識した内容となっており、
第1回:リーダーシップ
第2回:財務、ファイナンス
第3回:事業承継
第4回:リスクマネジメント、コンプライアンス
第5回:コミュニケーション、プレゼンテーション
第6回:マーケティング
第7回:自社ビジネスを考えるビジネスモデルワーク
第7.5回:プレゼンテーション実習
第8回:ビジネスプラン発表

以上の内容を2017年10月~2018年2月まで、大体毎月1回夜3時間かけて講義を開催。
8回の開催で次世代リーダーに必要な知識の全てを学ぶことは不可能ですが、異業種の若者たちが共に知恵を絞りあって互いに高めていく体験が一番のアウトプットです。

講師には、塾頭でもありブランド戦略と人事戦略のコンサルティングを展開している株式会社GO-3の木村覚代表取締役をはじめ、講義内容に応じて各界のプロフェッショナルを招聘し、ビジネスの最前線の知識を学びます。
プログラムはただ受身で講義を受けるだけではなく、講義内での演習やディスカッション、さらには課題の提出と盛りだくさん。日中は社業に努め、講義を復習し、課題に取り組むのは至難の技であり、参加メンバーには、相当ハードな半年だったかと思います。

今回エントリーしたのは南魚沼市・魚沼市・十日町市の15名。ホテル、食品、飲食、電器店、建設…と、参加者の業種は様々です。
「次世代リーダー塾」が始まったばかりの頃は、まだぎこちない様子でしたが、回を重ねるごとに親しくなり、徐々に講義中のディスカッションでも活発な意見交換が生まれるようになり、講義の間の休憩時間も講師に質問したり、仲間同士で話し合ったりと、切磋琢磨する様子があちこちで見られました。最終プレゼン直前には、自主的にMMDOの事務所に有志が集い、地域の課題を真剣に語り合う姿もありました。

そして迎えた講義最後のプログラム、「ビジネスプラン発表」。
これまでの講義での学びを生かし、それぞれが自社の資源を生かしながら社会に貢献できる事業プランを、参加メンバーの企業の経営陣や行政、地域の関係者約30人に向けて発表します。

プレゼンの前には、メンバー全員の円陣で気合い入れ。
林茂男南魚沼市市長も期待を込めた激励の挨拶をメンバーに送り、全員のプレゼンが始まりました。

その内容は社業を生かしたプランから、斬新な切り口のアイディア、また惹きつけるプレゼン方法の工夫など、バラエティ豊か。そしてプランの組み立てや表現に、講義での学びが見て取ることができました。時には笑いが起こるのもその人らしさ。社会の状況や自社の強みなどを加味したよく練られたプランに、真剣な眼差しを向けて聞き入る関係者の姿も印象的でした。

そして、発表を終えた仲間をねぎらうメンバーの様子に、この約半年で育まれた絆の深さが感じられるシーンも。これが実は本プログラムの肝とも言える部分であり、今後経営者として悩んだり挑戦したりする時の、業種を超えたパートナーとなっていくことと思います。

すべてのプレゼンが終わり、教務を担当した塾頭木村(GO-3代表)からは「ほとんど欠席者が出ることもなく、塾の後半になるにつれてみんなの気持ちがまとまっていくのを感じた。今は異業種コラボの時代。一人ひとりが起業家として、南魚沼から世界へビジネスを発信していってほしい」と振り返りとエールの言葉が送られました。

受講生からは「今日で終わりではなく、このつながりを大切に、事業プランを進めていきたい」「今回のプランをもっとブラッシュアップしたい」など意欲的な声が。社員を本プログラムに送り出した経営者からも「私も気づかなかった資源があることが分かり、ビジネスチャンスはまだまだたくさんあると感じた。雇用の確保と創出は経営で一番大切なことであり、今日のプレゼンは参考になった。新しい何かを生み出していってくれることを期待している」との感想が寄せられました。

もちろん、8回の講義を受けただけで経営者になれるわけではありません。しかし経営者に必要な知識の入り口を包括的に短期間で知ることができ、異業種同世代の次世代リーダー候補同士の「気づき」「やる気」「新たな発想」を育む機会として、この半年は参加者にとって大きな意味を持ったことと思います。

塾長の河合(MMDO代表)からの「ここで生まれたつながりが一番の財産であり、この体験が5年、10年後の血肉となるはず。2期目の開催や上級クラスの設置も検討したい」との言葉通り、MMDOでは未来を見据え、これからも南魚沼を活気づけ、発展へと導く人材育成のお手伝いをしていきたいと思います。

本事業に関心を持たれた方は、ぜひ気軽にMMDOにお問い合わせください。

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