雪国の文化を感じられる「鈴木牧之記念館」

雪国の昔から続く文化を身近に感じられるスポット

鈴木牧之記念館には、『北越雪譜』の初版本や、牧之が江戸の文人である山東京伝や十返舎一九、滝沢馬琴と交わした手紙などの資料などが展示してあります。

『北越雪譜』には多くの挿絵もあり、そのうちの半数ほどは牧之が自身で描いたもの。雪の上を歩くための道具、除雪をするための道具なども描かれています。

今でこそ、除雪車や消雪パイプなどが充実していて冬も暮らしやすい南魚沼ですが、当時は雪を掘るのも人力。「雪かき」とは言わず「雪掘り」と言われてきたのも、雪国ならではの表現です。

記念館では、雪ノコギリや木鋤(こすき)という道具を使って雪掘りをしている様子や、雪の上を歩く際に使用する道具も多数展示されています。

また、牧之のもうひとつの著作として名高いのが、南魚沼市に隣接する津南町にある集落「秋山郷」の様子を記録した『秋山記行』で、その関連の資料も展示されています。

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