アウトドア雑貨のお店 SONNE(ゾンネ)宮本伸久さん
条件にあったのは南魚沼と札幌くらい?
でも、そういう土地が意外と無いんですよ。猪苗代とか那須塩原とかも考えましたが、スキー場や自然があっても街が小さいし。最終的に候補になったのは、南魚沼や札幌ですね。南魚沼は街が街としてしっかり動いている中で、山やスキー場という環境が一番整っているということと、それに加えて茨城の実家からのアクセスがいいということで、ここに決めたんですよ。
スキー場も、「どこそこのスキー場があるから」というよりも、「大きなスキー場がいっぱいあって選択肢が多いから」というのが選択の大きな理由でした。
例えばスキーをどう滑るかを考えた時に、基礎スキーが一生懸命やりたいと思ったらここのスキー場が向いているとか、コブがいっぱい滑りたいと思ったらここのスキー場が向いているとか、急斜面の練習がしたいと思ったらこことか、ハーフパイプがやりたいと思えばここがあるとか。これだけスキー場がいっぱいあるというのは異常なくらいだと思うんですけど(笑)、もし1カ所のスキー場しかなければ、そのスキー場のスタイルに合わせて動かなきゃいけない。こんなに自分のスタイルにあわせてスキー場を選べるという環境は、長く生涯スポーツとして考えた場合に非常に大きなメリットですよね。
地元の人すら知らない楽しみがあるスキー場も
いちばんお気に入りのスキー場と聞かれると困りますね。どのスキー場も得意な分野を持っているので。
例えば「六日町八海山スキー場」は、急な斜面があったりパウダー(新雪)が滑れたり、ロープウェイで一気にあがれるというワクワク感があります。
「石打丸山スキー場」はいろんな斜面が豊富ですよね。実は今年も週に半分くらいは午前中に石打丸山で滑ってから店に来ています(笑)。「舞子スノーリゾート」もバリエーションがあって、特にファミリー層にすごく良いですよね。市内でゴンドラやロープウェイが架かっているスキー場は八海山と舞子だけなんですけど、楽でいいですよね。高いところまでいくワクワク感がありますよね。
小さいところでも、「六日町リゾート」(旧・六日町ミナミスキー場)も落ち着いたゆっくりした雰囲気がよくてシーズン券を買って通ったこともあります。上の方に、以前は動いていたリフトの支柱がゆがんで動かせないので、歩いて登れるようになっているエリアがあるんですよ。圧雪車をかけていて、楽に登れるけれど、新雪を滑って下りてこれるというコースになっているんです。それは市内でも知らない人がけっこう多かったりしますね。最近はバックカントリー(スキー場以外の場所を歩いて上り、滑って下りてくる)が流行っていますけど、そこまでじゃなくてもリフトが動いていないので機械の音がしなかったり、スキー場の音楽もあまり聞こえてこなかったり。そういうのを手軽に体験できます。新雪が苦手だったら無理しないでそのまま圧雪したコースを滑ってくればいいですし(笑)。登って見ると雰囲気は意外といいんですよ。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。