地域医療の最先端モデル。魚沼基幹病院。

地域医療の最先端モデル。魚沼基幹病院。

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南魚沼市浦佐に開院した「魚沼基幹病院」を中心に、「地域全体でひとつの病院」という考えのもと、人々の健康と安心に寄り添う魚沼の医療。全国に注目され移住を考える上でも心強い地域医療の新しい形をご紹介。


新しい時代の見本となる地域医療再編が進んでいる魚沼。

Iターン・Uターンを真剣に考える人たちにとって、教育や買い物のしやすさと並んで気になるのが医療のインフラでしょう。安心して暮らすためには、身近なかかりつけ医に加え、いざというときに高度な医療が受けられるということは、移住を決める上で大切な条件です。

その点においても、移住に対して前向きになれる状況にあるのが魚沼地域です。現在、南魚沼市を含む魚沼地域は、「地域全体でひとつの病院」という、他にはない新しいコンセプトのもとで、大きな医療再編成が進められています。その中核を担うのが、2015年6月に開院した魚沼基幹病院です。

上越新幹線の浦佐駅からタクシーで2~3分、徒歩圏内でもある魚沼基幹病院は三次救急と高度医療を担う総合病院です。以前は、緊急時や高度医療が必要な場合、近隣の長岡圏域にある病院を利用するケースもありましたが、魚沼基幹病院の開院によって地域完結型医療の実現が可能になりました。

地域の人々の安心感が増したのは言うまでもありません。

「地域全体でひとつの病院」とは、魚沼地域の医療機関が互いに連携をとりながら1人の患者さんを診療する仕組みです。具体的には、日頃の不調や風邪などは近くの診療所や病院のかかりつけ医が診療を担当し、専門的な治療や検査が必要なときは魚沼基幹病院を紹介します。逆に、症状が落ちついた患者さんを地域の医療機関やかかりつけ医に紹介するケースもあります。

こうしてかかりつけ医・地域の医療機関と魚沼基幹病院が連携をとりながら役割を分担することで、その時の病気や怪我の具合に応じて最適な医療機関で受診できるというわけです。また、医療機関同士は「うおぬま・米ねっと」と呼ぶネットワークで診療情報を共有。これによって検査や処方の重複や飲み合わせの悪い薬の処方を防げるなど、費用や時間の面からもメリットの多い仕組みです。

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